名城信男引き分けで2度目の防衛 WBA王座戦

otasukegaido2009-10-01


名城信男引き分けで2度目の防衛 WBA王座戦

試合結果は判定のドローという結果だったが、個人的に見ていて納得できる試合だった。
名城信男を最後まで攻め続けもう少しの所まで追い詰めるシーンもあったがKOをすることが残念ながら出来なかった。

過去37戦の経験値に加え、世界王者を5度守ったカサレスは前評判通りの強さを示した挑戦者だった。構えを巧みにスイッチし間合いも変化。ロープ際に詰められても冷静にパンチを見極め決定打を許さない巧者のボクシングだった。

だが、八回以降はスタミナ切れから足が動かず、打ち合いに入ってしまっては分が悪い。「手数では(名城を)上回っていた」と自信を見せたが、結果は引き分けの判定でタイトルを奪えずじまい。「もう一度対戦させてほしい」と悔しさをにじませた。


【略歴】名城信男(なしろ・のぶお) 81年10月12日、奈良市生まれ。03年7月プロデビュー。06年7月、国内史上最短タイの8戦目でWBAスーパーフライ級王座を獲得。07年5月、2度目の防衛に失敗したが、08年9月に河野公平(ワタナベ)を破って王座に返り咲いた。今年4月、冨山浩之介(ワタナベ)を降して初防衛に成功。右ボクサーファイター。戦績15戦13勝(8KO)1敗1分け。

名城信男ドロー防衛!V2達成 12R