2025年10月30日、MLBワールドシリーズ第5戦がドジャースタジアムで行われた。シリーズは2勝2敗のタイで迎えたこの試合。どちらが王手をかけるかという大一番だったが、結果はブルージェイズが6-1で快勝。ドジャースファンとしては、悔しさと歯がゆさが入り混じる試合となった。
試合は初回から大きく動いた。ブルージェイズの先頭打者シュナイダーが初球をレフトスタンドへ運ぶと、続くゲレロJr.も2球目を叩き込み、まさかの2者連続ホームラン。わずか3球で2点を先制されるという衝撃の立ち上がりだった。ドジャース先発のスネルは、まさに出鼻をくじかれた形となり、スタジアムの空気も一気に重くなった。
それでもドジャースは3回、キケ・ヘルナンデスのソロホームランで1点を返し、反撃の兆しを見せた。だがその後は打線が沈黙。大谷翔平もこの試合で2試合連続ノーヒットとなり、チャンスを作ることができなかった。ブルージェイズの投手陣が素晴らしかったのはもちろんだが、ドジャース打線の繋がりの悪さが目立った。
守備でもミスが出た。4回にはライト線の打球を外野手が後逸し、犠牲フライで1点を追加される。さらに7回にはスネルが2アウト満塁のピンチを招き、ここでエドガルド・エンリケスが登板するも2点追加される。
流れを止めきれず、バンダにスイッチ。バンダがこの場面を見事に火消ししてくれたのは救いだった。
だが8回にもバンダが続投し、ビシェットにタイムリーを浴びて1点追加されてしまう。これでスコアは6-1。ドジャースにとっては、反撃の糸口すら見えない展開となった。
9回にはトライネンが登板し、無失点で締めてくれたのは唯一の明るい材料だった。彼の安定感は次戦以降にも期待が持てる。だがこの試合全体を通してみると、初回の失点、守備の乱れ、そして打線の沈黙が重なり、まさに「負けるべくして負けた」内容だったと言わざるを得ない。
ブルージェイズはこの勝利でシリーズ3勝目を挙げ、王手をかけた。ドジャースは第6戦での巻き返しが絶対条件となる。先発予定は山本由伸。彼の安定したピッチングに期待するしかない。打線もそろそろ爆発してほしい。大谷、フリーマン、スミスら主力が沈黙している今、誰かが流れを変える一打を放ってくれることを願うばかりだ。
この試合を通して改めて感じたのは、ワールドシリーズという舞台の重みと、1球の怖さだ。初回の3球で試合が決まってしまうこともある。だからこそ、次戦ではその1球に魂を込めて戦ってほしい。ドジャースの底力を信じて、最後まで応援し続けたい。
