マニー・パッキャオがミゲール・コットをＴＫＯ勝ち！

マニー・パッキャオがミゲール・コットをＴＫＯ勝ち！
パッキャオが５階級制覇

マニー・パッキャオの試合はいつ見ても面白い。
あの的確に当てる強力なパンチはピカイチだ。
この試合でもミゲール・コットの硬いガードでも一瞬にして崩す。
一発でも当ればＫＯ出来るハードパンチ。
しかし見ごたえのある試合だった。
さすが一試で１億稼ぐアジアＮＯ１の軽量級ボクサーだ。

マニー・パッキャオはアジア人ボクサーとして初の4階級制覇を達成した軽量級のスーパースターです。ボクシングの本場アメリカで絶大な人気を誇るパッキャオの魅力は決して逃げないボクシングスタイル。思い切りの良いステップインから繰り出す左ストレートは、世界中のボクサーが恐れるパッキャオの代名詞ですね。

パッキャオはデビュー当時フライ級のボクサーでした。2008年7月現在のパッキャオはライト級ですから、なんと6つも下の階級で戦っていたんです。1998年にWBC世界フライ級タイトルを獲得したパッキャオですが、当時のパッキャオは減量苦との戦いでした。結局、減量失敗が原因で、1999年にタイトルを失ってしまいます。

この敗戦の後、パッキャオは3階級一気に上げてスーパーバンタム級で戦うことを決意。若いボクサーの体が大きくなり、減量に苦しむことはよくあることです。階級を上げれば、減量から開放されますが、対戦相手の耐久力も上がるので、それをためらって階級を上げることを断念するボクサーは少なくありません。幸運にもパッキャオは上の階級で通用するパンチ力と耐久力を持っていたのです。そして、この決断がパッキャオのボクシング人生を大きく変える転機となる。

manny pacquiao vs miguel cotto