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Google、無制限オンラインストレージ機能を開発
米Googleがコンシューマーと企業に無制限のオンラインストレージを提供する新機能を構築している。複数の情報筋が伝えている。
このプロジェクトの詳細は、同社が3月3日に開いたアナリスト向け説明会の間に一時的にオンラインに掲載されたスライドプレゼンテーションに含まれていた。だが、ブログで騒がれ始めた直後に、このスライドは削除された。
Googleの広報担当者は6日、同社が一部のプレゼンテーションスライドを削除したことを認めた。「公開する予定ではなかった」ためという。この担当者は、それ以上詳しいことは明かさなかった。
これらのスライドのコメントを掲載しているブログによると、Googleは「Gdrive」「GDS」「Lighthouse」という3つのプロジェクトを進行中という。それぞれのプロジェクトは、「無限のストレージ」「無限の帯域」をもたらすことを目指していると、オンラインに投稿された、削除されたバージョンのスライドには書かれている。
GoogleのWebメールサービス「Gmail」はこれらのプロジェクトの先駆者と考えていいかもしれない。Gmailアカウント保有者は1Gバイトのストレージを使えるが、多くのユーザーにとっては決して使い切ることのない量だ。
Gdriveを知ると称するさまざまなGoogle観測筋によると、このプロジェクトは一種の無制限ストレージアカウントと言われてきた。だがGDSとLighthouseに関する情報はほとんどない。
GoogleのFirefoxブラウザチームも、こうしたストレージに取り組んでいるとスライドには記されていた。
戦術的な見方をすれば、このプロジェクトは「Microsoftに対抗する上で当社の強みに合ったものであり、ユーザーにとっても大きな価値がある」とGoogleはスライドで述べている。
この言葉からは、この機能が企業からどのような反響を呼ぶかについてのGoogleの考えがやや透けて見える。法人分野はMicrosoftの牙城であり、Googleは独自の企業向け機能でこの分野に攻勢を掛けてきた。
Googleが実際にこれらの新機能を追加したら、Microsoftに加えて主なライバルであるYahoo!、America Online(AOL)も対抗せざるを得なくなるだろう。これらWebポータルは既にオンラインストレージを提供しているが、容量は無制限ではない。
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