フェルプスが世界新で200メートルバタフライを制す 松田は3位に、世界水泳

otasukegaido2009-07-30


フェルプス世界新で200メートルバタフライを制す 松田は3位に、世界水泳

第13回世界水泳選手権(13th World Swimming Championships)競泳男子200メートルバタフライ決勝。マイケル・フェルプス(Michael Phelps、米国)が、1分51秒51で世界新記録を樹立し、優勝を果たした。

 フェルプスは、自身が北京五輪で樹立した世界記録1分52秒03を更新した。

 2位には1分53秒23でパウル・コルゼニオウスキ(Pawel Korzeniowski、ポーランド)、3位には1分53秒32で松田丈志(Takeshi Matsuda、日本)が入った。


松田 丈志
松田 丈志(まつだ たけし、1984年6月23日 - )は日本の競泳選手で、中京大学大学院ならびにレオパレス21所属。主な種目は200mバタフライ、400、800、1500メートル自由形

松田の幼少時の練習環境は決して恵まれたほうではなかった。地方都市出身ということもあり、地元には本格的なスイミングクラブも少なく、松田が通っていた東海(とうみ)スイミングクラブは屋根が『ビニールハウス』でできたつくりのものだった。しかし、元旭化成競泳選手だった久世由美子コーチの指導の下、日本選手権で実力を発揮して代表の座をつかむと、その練習環境に注目が集まるようになり、『ビニールハウス生まれのヒーロー』と称されるようになった。

2003年に中京大学に進学。同時にその関係で、所属クラブを東海SCに移した。延岡学園高等学校卒業までとは一変した恵まれた練習環境で、松田は更に力をつけ、オリンピックや世界選手権の代表として数多くの実績を残した。

2007年に中京大を卒業後は、寺川綾らとともにミズノ入社。6月にミズノがSPEEDOブランドライセンシーから自社水着発売に切り替えたのに合わせ、「ミズノスイムチーム」結成に参加。今後は「ミズノスイムチーム」の一員として競技に臨んだ。

北京五輪の代表選考を兼ねた2008年の日本選手権では、水連独自設定のタイムを突破して400m自由形で優勝し、同競技における日本代表選手第1号となった。本番では200mバタフライで自身の日本記録を大幅に更新して銅メダルを獲得した。この競技で松田選手は所属するミズノ社の水着を使用せず、スピード社の水着で参加した。

北京オリンピックの活躍が認められて宮崎県民栄誉賞と延岡市民栄誉賞を受賞した。

2008年12月26日、ミズノ社は同年12月31日を以てミズノスイムチームとの所属契約満了を発表し、松田選手はミズノを退社。その後レオパレス21と契約した。

自由形

400メートル:3分44秒99(日本記録
800メートル:7分49秒65(日本記録

バタフライ

200メートルバタフライ:1分52秒97(日本記録) 北京オリンピックにて更新