ボルト チームメイトのドーピング陽性にコメント控える

otasukegaido2009-07-26


ボルト チームメイトのドーピング陽性にコメント控える

【7月26日 AFP】北京五輪で陸上短距離3冠を達成したウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)は25日、ドーピング検査で陽性反応を示した同国5選手の中の1人がリレーメンバーのヨハン・ブレーク(Yohan Blake)であるとの報道に驚きを示した。

 ジャマイカ人選手男子4人、女子1人の計5人から24日、ドーピング検査で陽性反応が検出されたと確認され、その中には北京五輪のメダリストが含まれていないと考えられていた。

 ボルトとブレークは25日、IAAFスーパーグランプリ2009(IAAF Super Grand Prix 2009)第3戦のロンドン・グランプリ(Aviva London Grand Prix)男子4x100メートルリレーに出場し、37.46秒の史上4番目のタイムで優勝していた。

 報道陣にブレークに対して励ましの言葉をかける必要があったかと問われたボルトは、「いや、彼は大丈夫。大丈夫だ」と答えている。

 5人のドーピング検査の結果に対してボルトは、「深刻なものなのかそうでないのかを知るには、まずはBサンプルの検査結果が出るまで待つ必要がある。そう(深刻)ではないように思えるが、われわれは本当に何も知らないんだ。プレスリリースを待たなければならない。(検出された薬物が)何なのか正確には分かっておらず、真相、何をすべきかをはっきりさせるには次のテストを待たねばならない」と語っている。

ウサイン・ボルト

ウサイン・ボルト(Usain Bolt, 1986年8月21日 - )は、ジャマイカ陸上競技短距離選手。英語の発音はユセインに近いが、日本ではウサインとの表記が定着している。

身長196cm、体重86kgと、短距離選手には珍しい長身で、スタート時の静止した状態からでは長い足は素早く動かしにくい為、短距離走では通常不利に働くが、後半ではそれを活かした非常に大きなストライドを繰り出す。そのストライドは実に2m73cmに及ぶ。レース中盤から一気に飛び出す後半追い込み型。しかし前半も遅いわけではなく、北京オリンピック陸上男子100m決勝での前半50m地点のタイムは非公式ではあるが室内世界最高記録を上回っている[1]。ただし身体が大きいためかリアクションタイムが長い傾向がある。スタートは同じジャマイカ出身で同じく大柄のアサファ・パウエルを参考にしたと言われている。契約スパイクはプーマ(PUMA AG Rudolf Dassler Sport)である。

彼の名前とその稲妻のごとき速さからライトニング・ボルト(Lightning Bolt)や、サンダー・ボルト、黒い稲妻などの異名を持つ。競泳のマイケル・フェルプス(水の怪物)と比較して陸の怪物とも呼ばれる。

17歳で200m20秒を切るなど若年から将来を期待されていたが、身体の成長に伴う故障が数年にわたって続いた。それを見事克服し100m、200mの世界記録保持者となった。なお、ジュニア時代は100mでは記録を残しておらず、400mでは2003年に45秒35を出している。これは同年のジュニア世界ランク4位である。これに加えて長身であることから、スタート面で不利な100mより、無理なく歩幅を稼げる事がより有利な400mの方が向いているのではないかと見られていた。

北京五輪後、オリンピックや世界陸上などの大試合が無い2010年には、マイケル・ジョンソンの保持する400mの世界記録(43秒18)の更新を狙える、と宣言している。また同じく2010年には、100mの世界記録の目標は9秒40まで縮めることになりうる、と語っている

身長: 196cm
体重: 86kg
自己ベスト: 100m:9秒69(2008年)
200m:19秒30(2008年)