ピアソル 200メートル背泳ぎで世界新記録

otasukegaido2009-07-12


ピアソル 200メートル背泳ぎで世界新記録

【7月12日 AFP】競泳、全米選手権(2009 ConocoPhillips USA Swimming National Championships)兼第13回世界水泳選手権代表選考会(13th FINA World Swimming Championships Trials)、男子200メートル背泳ぎ決勝。アーロン・ピアソル(Aaron Peirsol)が、1分53秒08の世界新記録で優勝した。

 ピアソルは、北京五輪の同種目で金メダルを獲得したライアン・ロクテ(Ryan Lochte、米国)が樹立した世界記録(1分53秒94)を更新して優勝し、世界選手権への出場権を獲得した。

 1分54秒21でロクテが2位、1分54秒53でタイラー・クラリー(Tyler Clary)が3位に入った。

アーロン・ピアソル

アーロン・ピアソル(Aaron Wells Peirsol、1983年7月23日-)はアメリカ合衆国カリフォルニア州アーバイン出身の競泳選手。100m、200m背泳ぎ世界記録保持者。妹のヘイリー・ピアソルも競泳選手。

17歳で初出場したシドニーオリンピックでは200m背泳ぎで、銀メダルを獲得。2001年の福岡世界選手権では200m背泳ぎで金メダルを獲得する。2002年にはレニー・クレーゼルバーグが持っていた200m背泳ぎの世界記録(当時)1分55秒87を0.72秒更新する1分55秒15の世界新記録(当時)を樹立する。

アテネオリンピックでは100m背泳ぎ、200m背泳ぎともに金メダル、メドレーリレーを含む3冠に輝いた。メドレーリレーの第一泳者として53秒45の世界記録(当時)を更新した。

2005年のモントリオール世界選手権でも100m背泳ぎ、200m背泳ぎ、メドレーリレーの3冠に輝くが、2007年のメルボルン世界選手権では100m背泳ぎで金メダルを獲得したものの、200mでは自らの世界記録(当時)を更新する1分54秒32を出した、ライアン・ロクテに破れ、銀メダルに終わった。

2008年の北京オリンピックでは100m背泳ぎでは世界新記録(当時)で優勝したものの、200mではロクテに敗れ銀メダルに終わった。メドレーリレーでは世界新記録で金メダルを獲得した。

2009年7月に行われた全米選手権の100m背泳ぎで51秒94、200m背泳ぎでの世界新記録を達成した